こんばんは。今日も19時から初回面談。今日の子は26歳の大人っぽい雰囲気で、本人もクラブで腰をすえて長く働いていきたいということなので、とある有名クラブへ面接に行ってきました。お店に着くとメインルームに通されて、女の子が面接用紙に記入しているとそのお店の責任者が現れて自ら面接をしてくれました。最初はお店の規則から説明が始まり、その後時給の話、そして最後に身分証を見せてくれと言われたので、女の子は持っていた保険証を見せると、顔写真つきの身分証(免許証・パスポート・住基カード)でないと入店できないと断られてしまいました。ですが保険証以外は持っていないので、どうにかなりませんか?と言っても断固として認めてくれないので、思わず声を荒げて「なんでそんなに年齢確認って厳しいんですか?」と聞いてみるとこんな話をしてくれました。


15年ほど前、当時そのクラブに在籍していた子の友達Aさんが18歳といって面接に来たそうです。Aさんはその時は保険証しか持っていなかったので、保険証で身分確認をして入店をさせてたら、それは実の姉の保険証だったらしくAさんはまだ18歳未満だったというのです。保険証は顔写真がなく苗字も同じなので全くわからなかったそうです。そのおかげで、その責任者の方は警察の事情聴取などで4日間も拘置されて大変なメにあったとのこと。そんな体験もあり年齢確認は特に厳重にやっているというのです。


「でも騙したのはAさんなのに捕まるのはお店の責任者の方ってひどいですよね。そんなひどい目に合わせたAさんは、今頃何してんですかね。ホント無責任な人ですよねー」なんて私はふと言ってみると
「あそこにいるよ。」と責任者の方は待機席を指差し、私たちが振り向くとそこにはキレイな30歳くらいの女性が。なんとそのAさんは今日も出勤していて、15年前からこのお店一筋でがんばって働いているというのです。しかも成績もよくもうすぐママになるのも近いとか。別にお店の人が強制したわけでなく、その責任者の方がいるかぎり、Aさんは迷惑をかけたこのお店以外では働きたくないといって、今でもがんばって働いていたのです。鶴の恩返し!?ではないですけどこんなことってあるんですね。15年も同じお店で働くなんてそうそうできることではありません。でもそれができてしまうくらいの絆のようなものがあったのでしょうか。
そんな話を聞いて、私も今日面接した子もちょっと感動してしまい、次のお店に面接に行くことを予定していたんですが、後日住基カードをとって来ることを条件にこのお店に即決してしまいました。こんな情に厚いAさんがいるお店は、優しい子が多く働きやすいお店でもあります。Aさんは新人の子の面倒見もいいようでお店の人も助かっているそうですよ。クラブは怖いお姉さんばかりと思っている子も多いみたいですが、こんなアットホームなお店もあるんですよね。


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